2008年  アオサギ  058    戻る

撮影(09/09)

 さあ、問題の飛び立ちです。
 陸上で飛び立つ場合は、最初から高速で翼を上下します。勿論、最初は翼を
上に挙げます。
 余計な説明ですが、翼が水中に沈んでいる場合、最初に翼を高速で挙げます
と身体は水中に沈んでしまいます。水鳥以外の鳥が川に落ちた場合、身体が沈
んだり浮いたりを繰り返しますが、水鳥が持つ技術を身につけていないからだと
思います。
 この場合も最初は翼を挙げましたが、速度は非常にゆっくりしていました。この
姿は、飛び立ちではなくて、飛び立つ準備段階だろうと考えます。
 先ずは翼に付いている水を落とす目的があると思います。同時に脚を激しく水中
で掻いて身体を浮かせる必要があります。それは波紋を見れば推測できます。
 前の方の波紋は翼を水から上げた時のもの、後ろの波紋は脚を掻いているため
出来たもの、と考えます。
 続きます。

(Canon) EOS 40D   EF 300mm F4L IS USM